「膵臓がん」の5年生存率は8%*「膵臓がん」にかかりやすいのはこんな人

2020年7月28日健康病気予防

「膵臓がん」は難治がんの代表

「膵臓がん」は、症状が出て病院に行った時にはすでに手術が不可能なほど進行していることが多く、さらに検診などで早期発見するのも難しい「がん」です。がんの進行スピードも速く、再発することも多い、「難治がん」の代表格なのです。

5年生存率8%の「膵臓がん」はとても恐ろしい「がん」で、早期発見するのも難しいですが、「糖尿病患者はかかりやすい」「遺伝の影響が強い」など、どのような人が「膵臓がん」になりやすいかはわかっています。「膵臓がん」に関する知識を深めることで、「難治がん」である「膵臓がん」を予防・早期発見できるようにしましょう♪

「膵臓がん」は”がん死亡数ランキング4位”

まずは国立がん研究センターから発表された2018年の「がん」による死亡数ランキングを見てみましょう。

男性女性男女計
1位肺がん大腸がん肺がん
2位胃がん肺がん大腸がん
3位大腸がん膵臓がん胃がん
4位膵臓がん胃がん膵臓がん
5位肝臓がん乳がん肝臓がん
2018年の死亡数が多いがんランキング

「膵臓がん」は、男性の死亡数4位(17,938人)、女性の死亡数3位(17,452人)、男女計の死亡数4位(35,390人)です。「肺がん」や「大腸がん」と比べると、亡くなる人の数は少ないことが分かります。

「膵臓がん」は”がん罹患数ランキング6位”

続いて、国立がん研究センターから発表された2017年に新たに診断された「がん」のランキングを見てみましょう。

男性女性男女計
1位前立腺がん乳がん大腸がん
2位胃がん大腸がん胃がん
3位大腸がん肺がん肺がん
4位肺がん胃がん乳がん
5位肝臓がん子宮がん前立腺がん
2017年の罹患数が多いがんランキング

「膵臓がん」は、罹患数ランキング6位で、5位以内には入っていません。「膵臓がん」にかかる人がそれほど多くないのに死ぬ人が「肺がん」や「大腸がん」と同じくらい多いということは、それだけ「膵臓がん」が死亡率の高い怖い「がん」だということです。

「膵臓がん」は、治療の根治度を表す5年生存率が極めて低い「難治がん」。5年生存率はたった8%で、がんの中でも「膵臓がん」は特に恐ろしい「がん」なのです。

「膵臓がん」の原因

さーしゃげるか

「膵臓がん」の原因は、まだ解明されていない。が、「喫煙」「アルコールの過剰摂取」「他の病気起因」「遺伝」が原因なのではないかと言われている。

「膵臓がん」の原因は、まだ解明されていません。しかし、実際の罹患者のデータから「膵臓がん」は、「喫煙」「アルコールの過剰摂取」「肥満、糖尿病、慢性すい炎などの病気」「遺伝」が原因なのではないかと言われています。

「喫煙」「アルコールの過剰摂取」「肥満、糖尿病、慢性すい炎などの病気」は気を付けることができますが、気になるのは「遺伝」ですね。

親や兄弟姉妹などの血縁者の中に「膵臓がん」にかかった人が2人以上いる場合、「家族性膵臓がん」になるリスクがあり、さらに血縁者の中に「膵臓がん」にかかった人が3人以上いる場合は、50歳以下の若年期に「膵臓がん」にかかるリスクがあります。

「膵臓がん」の予防策

さーしゃげるか

「膵臓がん」の予防策は、「禁煙」「過度な飲酒を控える」「ストレスをため込まない」「バランスの良い食生活」

「膵臓がん」の予防策としてできることは、まずは「禁煙」です。

そして、「アルコールの過剰摂取」は止めましょう。お酒、1日のアルコール適量を守ってほどほどの量に抑えましょう。

1日のアルコール適量

また、「膵臓がん」の原因になる「肥満」「糖尿病」「慢性すい炎」は、アルコールの過剰摂取のほかに「ストレス」や「脂肪分多い食事の摂りすぎ」も影響します。定期的にストレスを発散し、バランスの良い食生活を送ることが「膵臓がん」の予防につながります。

「膵臓がん」の初期症状

さーしゃげるか

「膵臓がん」は、初期段階ではほとんど症状が出ない。

「膵臓がん」は初期症状が出にくく、進行すると「腹痛」「食欲不振」「すぐにお腹がいっぱいになる」「黄疸」「腰や背中の痛み」などの症状が出てきます。ただし、これらの症状はほかの病気でも起こる症状なので、「膵臓がん」と自己診断することは極めて難しいです。

「膵臓がん」は初期症状がほとんど出ない「がん」だからこそ、「早期発見のための検診」が重要です。

「膵臓がん」の早期発見

さーしゃげるか

「膵臓がん」の早期発見は非常に難しい。「膵臓がん」にかかるリスクの高い人は定期的に「CTやMR、超音波内視鏡」。それ以外の人は定期的に「腫瘍マーカー+腹部超音波検査」。

「膵臓がん」は進行スピードが速く、健康診断や人間ドックでも見つかりにくいがんです。検診で発見された時や症状が出た時には既に治療が難しいほど進んでしまっていることも少なくありません。

健康診断や人間ドックで良く用いられる「腹部超音波検査」の感度(がんがある人を正しく診断できる精度)は、腫瘍2cm以下の病変では50~60%、腫瘍1cm以下だと30%ほど。検査する人の技術でも感度に差が出てしまい、腫瘍が小さいうちに「膵臓がん」を見つけるのは非常に難しいそうです。

腹部超音波検査

人間ドックのオプションにある「腫瘍マーカー」でも2 cm以下の比較的小さな膵臓がんの場合、感度は50%程。早期発見に有効とは言えません。

腫瘍マーカー

「膵臓がん」の検査にはCTやMRI、超音波内視鏡といった検査が有効ですが、一般的にはこれらの検査は「膵臓がん」の疑いがある場合に精密検査として実施されることが多い検査です。

したがって、「糖尿病」や「膵炎」に罹っている人や「遺伝」の恐れがある人など、「膵臓がん」になるリスクが高い人は定期的にCTやMRI、超音波内視鏡の検査を受けたほうが良いでしょう。そして、リスクが高いとは言えない人は、「腫瘍マーカー」と「腹部超音波検査」を組み合わせた検査をするのが良いでしょう。

「膵臓がん」まとめ

◎「がん」の中でも「膵臓がん」で死ぬ人は4番目に多い

◎「膵臓がん」は早期発見が難しく、見つかった時にはすでに手遅れなことが多い

◎肥満、糖尿病、慢性すい炎を患っている人は「膵臓がん」になるリスクが高い

◎親族に「膵臓がん」の人がいる場合は「膵臓がん」になるリスクが高い

◎「膵臓がん」の予防は「禁煙」「過度な飲酒を控える」「ストレスをため込まない」「バランスの良い食生活」

◎「膵臓がん」の早期発見のために、50歳を過ぎたら「膵臓がん」にかかるリスクが高い人は定期的に「CTやMR、超音波内視鏡」、それ以外の人は定期的に「腫瘍マーカー+腹部超音波検査」

2020年7月28日健康病気予防