「はじめての裁判傍聴」徹底解説!傍聴の流れ・服装・マナーは?

こんにちは!さーしゃげるかです。
法廷で行われる裁判は、原則として誰でも傍聴(見学)できるって知っていましたか?ドラマで見かけるような裁判が、いつでも無料で体験できるんですよ♪
今回、私は人生で初めて裁判の傍聴に行ってきました!実体験をもとに「裁判傍聴の流れ」「裁判傍聴の服装」「裁判傍聴のマナー」「裁判傍聴のよくある疑問」についてご紹介したいと思います!
「裁判傍聴の手順」は?
1.近くの裁判所の開廷期日情報を調べる



私は最寄りの裁判所が「神戸地方裁判所」なので、事前に神戸地方裁判所のホームページを見て、裁判が開かれる日程をチェックしました!
裁判所によって違いがあるかはわかりませんが、神戸地方裁判所の場合は「裁判員裁判」の日程だけがホームページで公開されていて、それ以外の裁判の情報はわかりませんでした。
でも実際に裁判所に行ってみると色んな裁判が行われていたので、裁判の大小関係なく裁判の傍聴をしてみたい!という方は、とりあえず平日に裁判所に行ってみれば、何かしらの裁判を傍聴することはできると思います♪











裁判は「平日」しかやってないみたい。ちなみに事前予約などは不要!
2.裁判所に行く



当日は、早めに裁判所に行くのがおすすめです!
私は初めての裁判傍聴に「殺人事件」を選んだのですが、10時30分から裁判が始まる予定なのに9時45分くらいに行くとすでに満員で入れませんでした…。特に有名な事件ではなかったのですが、弁護士見習いの方や警察の方なども傍聴するようで、意外と裁判傍聴する人が多かったです。
さらに、今はコロナの影響で裁判の傍聴席が大幅に減らされています。並ばないと法廷に入れない可能性もあるので、「殺人事件」や「強盗事件」など、派手めな事件の裁判を傍聴する際は「早すぎかも?」と思うくらい早めに裁判所に行った方が良いと思います♪











裁判所は、入ってすぐの所に持ち物検査所があったよ。空港にあるみたいなやつ。
3.その日に行われる裁判と部屋をチェック



裁判所に入ると、入口付近にその日に行われる裁判の情報が書かれた資料が置かれていました。その資料で傍聴したい裁判の時間と部屋をチェックして、見たい裁判のお部屋へGO!
ちなみに神戸裁判所の場合は紙のファイルが置かれていましたが、裁判所によっては掲示されていたり、タブレットが置かれていたりするようです。











開廷情報の資料は「撮影禁止」だから、メモの準備必須!
4.法廷に入る



目当ての裁判が行われる部屋に着いたら、部屋の前にその部屋で行われる裁判の予定が張り出されていたので、念のためチェック。
ドアは閉まってましたが、中に人がいるみたいだったので、勝手に部屋に入って空いてる席に座りました。











ちなみに裁判中でも入退室は自由なので、裁判が始まっていても勝手に入って座ってOK!
5.裁判傍聴



早めに部屋について座ってると、弁護士や検事の方たちがやって来て準備を始めました。被告人も入ってきます。初めて見た時は腰縄&手錠の姿で入ってきたので驚きでした。「腰縄」って本当に存在するんですね…。
弁護士・検事の準備ができたら裁判官が入ってきて、裁判スタート!あとは静かに傍聴するだけです♪











1時間に1回くらい?15分くらいの休憩があった!
裁判傍聴の服装は?



裁判傍聴時の服装は、結論から言うと、たぶん「何でもいい」です。
私は裁判の傍聴に3回行ってみましたが、傍聴に来ていたのは、「被告人の親族」「弁護士・検事・裁判官の見習いさん」「刑事さん」「裁判傍聴を趣味とするおじさん達」「法律を勉強中だと思われる学生さん」などなどでした。
見習いの人や刑事さんはスーツでしたが、傍聴マニアのおじさま方や学生さんは普通の服でした。Tシャツやジーンズで大丈夫です。さすがにショッキングピンクのキャミソールとかだと目立つと思いますが、ヤンキー風の方も傍聴していたりしたので、たぶんどんな服装でも咎められることはないと思います。ふつ~うの服を着ていれば目立ちません。
どうしても不安な方は、白・黒・グレーなど落ち着いた色味の服を着て行けばOKだと思います。
裁判傍聴のマナーは?



事前に裁判傍聴のマナーを調べようと思われる方であれば、たぶん何も心配はいりません。基本的には周りに合わせていれば大丈夫です。
あえて気を付けたほうが良いことを言うと、「静かにすること」「裁判の立ち見はNG」「裁判開始時は皆で起立礼する」くらいです♪あとは、今はコロナ禍なので「マスク必須」ですね!
裁判傍聴の疑問
裁判傍聴なんか行って、被告人に目をつけられたりしない?











私は3回裁判所に行って、10件以上の事件の裁判傍聴をしたけど、危険を感じたことは一度もない。被告人は全然傍聴席の方を見ないし、交通事故レベルの小さな事件でも傍聴席には結構人がたくさんいるから、顔を覚えられることもないと思う。
裁判って見て面白いもの?











「社会勉強」と思って裁判の傍聴に行ってみたけど、正直こんなに面白いとは思ってなかった。まさに「真昼間の人間ドラマ」。どういう経緯で殺人したか、どういう理由で覚せい剤を使ったか、どういう経緯で結婚詐欺をしたか、全部明らかにされるから、この世にはそういう世界もあるのかーーってびっくりするし、すごく面白い。
どんな裁判がおもしろいの?











結論から言うと、どんな裁判でも面白い。最初に「殺人事件」を傍聴したけど、結構えぐかった…。最初は「詐欺」とか「覚せい剤」とかの事件がほどほどレベルでいいかも。
裁判って途中から見ても内容分かるの?











大きな事件の場合、何日間かに分けて裁判が行われるけど、1回目から見てないと内容が分からないってことはない。2回目だけ見ても面白いし、最後の判決だけ見るのも面白い。
ぜひ、裁判傍聴に行ってみてほしい



「裁判傍聴」なんて悪趣味だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はあえて、「裁判傍聴」をおすすめします。中学生以上のお子さんがいらっしゃる方は、一度お子さんを連れて行ってあげるのも良いと思います。
裁判傍聴は、一度傍聴すると、「絶対にあそこに立ちたくない」と思わせる力があります。「覚せい剤を吸ってはダメ!」「窃盗をしてはダメ!」と子どもに教えるよりも、「覚せい剤に手を出すとこうなる」「窃盗をするとこうなる」ということが如実にわかり、涙を流しながら反省する被告人の姿や、情状酌量を求める親族の姿を見ることはかなり非行防止につながると思います。